楽器・機材について

これからテルミンを演奏・購入される方への参考に楽器・機材の紹介です。

現在、購入しやすいテルミン

 OpenTheremin V4

OpenTheremin V4

小型で、持ち運びに便利で安価なデジタルテルミンです。
いきなりテルミンにあまりお金をかけられない、という初心者の方には最適なモデルです。

アナログテルミンと比較すると、チューニングあわせに時間を要する、周囲の環境で安定性を欠くなどの弱点ありますが、十分な音域とボリュームへの反応性能をもっています。

海外のネットショップから購入可能です。


Moog Theremini

Moogから発売されている、様々な音色がプリインストールされている「テルミン型デジタルシンセサイザー」です。

演奏方法はテルミンと同様ですが、メロディを演奏するよりも音色を効果音的に使いたい方向けの楽器です。

日本国内の楽器店ネットショップ等で購入が可能です。

Theremini

ネットオークションや中古楽器店などで入手可能なテルミン(廃盤モデル)

Moog Etherwave Theremin(2022)

2022年に発売されたEtherwave Thereminの後継機種です。
プロからアマチュアまで、満足のいく安定性と、広い音域を備えているスタンダードなアナログテルミンです。
旧モデルの性能に、CV OUT機能、ヘッドホン出力、ミュートスイッチなどが追加されています。
テルミンでメロディラインを豊かに奏でたい方におすすめできます。

2025年4月現在、メーカー出荷停止中。

EtThereminTheremin

Moog Etherwave Theremin(1996~2021)

20年以上販売され、プロからアマチュア演奏者までに愛用される、最も広く普及しているテルミンのスタンダードモデルといえる楽器です。Standard モデルと、CV OUT機能が追加された Plus モデルがあります。 

本体のカラーは黒、クリアウッド、限定色のチェリーウッド、白などいくつかありますが内部の基板はすべて共通です。

1996~2002年に作られたEtherwave Thereminは、Big Briar社から出荷されています。

中古市場で状態がよいものが手に入るのでしたら、現在でも良い選択肢のひとつです。


Moog Claravox Centennial Theremin(2020)

テルミン発明100周年を記念して製造された限定モデルです。

多彩な音色がプリセットされたデジタルモードと、広い音域のアナログモードを切り替えて演奏できるハイエンドモデルです。高価ですが、本格的な演奏を楽しみたい方には価値のある選択肢のひとつです。


その他の機材

スピーカー

テルミンの多くはスピーカーが内蔵されておらず、音を出力する為のスピーカーが別途必要です。
中音域の優れた、出力20W~程度のアンプ内蔵のモニタースピーカーなどが個人練習用として適しています。

テルミン研究所メンバーが使用しているものをいくつか紹介いたします。

YAMAHA HSシリーズ、YAMAHA 101-4、YAMAHA MSP3A、ROLAND CM-30、ROLAND Mobile Cube など。


マイクスタンド

テルミンは周囲のものから離すようテーブルなどに置かず、ストレートのマイクスタンドに設置した状態で演奏します。
演奏者の身長に合わせて、楽器が腰の高さ程度にくるよう調整できるものがよいでしょう。

Etherwave Thereminに設置する場合は3/8 インチから テルミン側5/8 インチへの変換アダプターが別途必要なスタンドがありますので、購入される際は、スタンドのネジ径を確認して下さい。

K&M ( ケーアンドエム ) 199、TAMA ( タマ ) / MS200、Airturn GOSTAND PORTABLE MIC STAND など。


楽器用シールドケーブル

楽器用フォンケーブルでスピーカーに接続します。スピーカーから十分に距離がとれる3m~程度の長さがあると便利です。